マンションISP「Ai.Connect」様

導入の背景

近年、高帯域幅のインターネットアクセスへの要求が高まっています。

従来のADSL/VDSLソリューションの最大100Mネット速度は高帯域幅のネットワークアクセス要望に満足できない、更に2023年以降にADSLサービスを停止すること背景もあり、高速ネットワークの需要が高まっています。再配線工事が困難な古い集合住宅が多く存在していると思われます。

Ai.Connectは、Ruijie㈱がケーブル技術ショーで参考出展しているG.hn既設電話配線を利用した高速ソリューションを見つけ、実際の国内電話線を利用した、マーケットテストに参画して頂きました。2022年11月に統一規格「G.hn」を利用した集合住宅向けインターネットシステムの商用化に向けて共同開発を行い、実証実験に成功いたしました。

選定の理由

「LANケーブルを敷設できない拠点等においては、新規配管や、又配管することによる見栄えの悪さから導入に踏み切れない客先に、既存インフラで有る電話線にてアプローチできるのは、大きな利点です。」

G.hn既設電話配線を利用した高速ソリューションは、最大1.7Gbpsの通信速度を提供できるため、高速なインターネット接続が求められる現代においても有用。既存インフラの活用と高速通信の両方を兼ね備えているため、多くの客先にとって魅力的な選択肢の1つとなると考えます。

またG.fastに比べてG.hnを選択した理由について、G.fast: 1Gbps / G.hn: 1.7Gbps のスループット効率、耐干渉性(ノイズ制御が個別調整可)、長距離通信、また、クラウド管理画面が採用されていることから、G.hnを選択採用しました。

導入後の効果

2023年10月末正式に埼玉県にあるマンションにG.hn既設電話配線を利用した高速ソリューションを導入しました。

通信速度はVDSLソリューションの100Mネット速度だったのが最大1.7Gbpsまで改善でき、入居者のネットワーク速度の満足度を大幅に向上できました。新規配管を行う必要なく、工事コストが大幅に削減されました。更に、導入工事の時間は一日以内で完成し、宅内工事の必要なく、オーナー様へ、最短で高品質/低価格なインターネットサービスを提供する事ができました。

12月に30世帯、来年2月に130世帯ほどの分譲マンションに導入が確定済みです。追加で更に、引き合いのお問い合わせを頂いております。

「今回導入したG.hn既設電話配線を利用した高速ソリューションもクラウド管理システムJaCSで統合管理出来るのは、大きな魅力の1つです。」

JaCS(Japan Cloud System)は、Ruijieの無線アクセスポイント・スイッチ・ルーター等のネットワークデバイスを統合し、集中型のクラウド管理を提供するサービスです。G.hn既設電話配線を利用した高速ソリューションを構成する親機と子機もJaCSで機器導入、ネットワーク管理&モニタリング、メンテナンスを一括管理することができます。

Ai.ConnectはいままでJaCSを利用する感想について下記のように述べました。

クラウド管理により以前は、必要だったキッティング作業から開放されたことが一番の利点です。その他のメンテナンス等も、クラウド管理できることが有用で使いやすく感じています。その後、クラウド管理システムJaCSをアイネットからも要望を上げましたが、日本国内のクラウドに移していただいたことが、信用を上げる結果になり、現在、RG-AP180やMA2810、オールインワンルータ、HUBなどが全て、このクラウドで一括管理できています。他メーカに於きましては、拠点コントローラを置くところもありますが、費用を抑えることができますし、極小拠点でも利用可能です。

ユーザーの声

導入時、Ruijie様には、現場の同席、最新ファームUpdate、クラウド管理画面への登録など事細かにサポートいただき、大変感謝しています。

Wi-Fi 6の次世代の規格Wi-Fi 6EとWi-Fi 7等・LOCAL5Gソリューションについても、今後、マンションインターネットに新しい、変革をもたらすソリューションを一緒に進めていければ良いと考えております。

導入企業様

Ai.Connect様

株式会社Ai.Connectは、アパート・マンションにお住まいになる入居者の利便性向上とオーナー様への物件価値向上を最大限に満たすサービスをご提供することで、社会に貢献してまいります。

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