FTTH化によくある課題
低コストで光ファイバーによる安定かつ高速な通信環境を集合住宅全戸に提供することの実現方法
お客様①(マンションISP)の課題:既存のLAN配線に依存せず、従来のLAN配線方式では、通信速度や安定性に限界があるケースも多く、次世代通信環境への移行が急務となっています。
お客様②(ケーブルテレビ事業部)の課題:集合住宅FTTH化が進んでいる中、光回線設備コストが高い、光分岐容量が足りない、再配線困難、築古集合の光化改造、光回線の全戸一括導入困難などの課題。
Ruijie LitePONソリューション(PON製品・OLT製品)
LitePONソリューションは、集合住宅・マンションの光化に最適なPON(Passive Optical Network)技術を採用したオール光ネットワークソリューションです。MDFに高密度・コンパクトなMini-OLTを設置し、棟内共用部にパッシブ光スプリッターを配置。各戸にはWi-Fi 6対応の光アクセスポイント(光AP)を導入することで、高速かつ安定した光通信環境を実現します。
当ソリューションの特長であるPON構成により、OLT1台で多数の世帯を収容可能。光スプリッターを通じて1本の光ファイバーを分岐させることで、設備コストを大幅に削減します。また、光AP(ONU+無線LAN一体型)を採用しているため、別途モデムやルーターが不要。これにより、機器購入費用と設置工事を最小限に抑え、全戸一括光導入を低コストで実現します。
LitePONは、PON技術とコンパクトなOLTを組み合わせることで、集合住宅の光化課題を解決します。OLTからの光信号を効率的に分配し、各戸に高速Wi-Fi 6を提供。低コストで全戸光化を実現するソリューションです。
LitePONソリューションのFAQ
LitePONシステムのOLTは、他社製ONUの接続をサポートしていますか?
MT3002 OLTは、PONネットワークにおいて他社製ONUの接続を基本的にサポートしますが、完全な管理機能は提供しません。具体的には、他社製ONUのWiFi設定やリモート管理、WEB画面へのアクセス等は対応しておりません。また、Jacsクラウド管理プラットフォームについては、Ruijie独自プロトコルを採用しているため、他社ONUは接続できません。効率的なPONネットワーク構築のため、RuijieのLitePON光ソリューションの一括導入をご推奨します。
LitePON OLTのGE LANポートに下位スイッチを接続することは可能ですか?
可能です。ただし、OLT側のGE1~GE4各ポート間はデフォルトで分離されており、直接の通信はできません。
LitePON OLTのアップリンク用SFP+ポートには、他社の光/電気モジュールが使用できますか?
推奨しておりません。Ruijie純正モジュールは、OLT及びPONシステム全体の互換性・信頼性・消費電力・放熱性が検証済みです。他社モジュールの利用は性能や安定性に影響する可能性があります。
LitePON OLTのSFP+アップリンクポートは2.5G速率に対応していますか?
対応可能です。Ruijieより、2.5G速率に対応した光モジュールの提供を予定しています。
LitePONのOLTとONUをLANケーブルで接続することはできますか?
PON方式では通常、光ファイバーによる接続を推奨します。LANケーブル接続は緊急時などの暫定的な利用とし、恒久的な光接続への移行をご検討ください。
LitePONシステム内の複数ONU間で通信は可能ですか?
標準設定ではONU同士は分離され、相互通信はできません。ただし、必要に応じて特定のONU間での通信を設定により許可することも可能です。
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